インプラントができない病気は?
2025年02月13日 [インプラント]
インプラントができない病気は?
こんにちは。練馬区大泉学園駅徒歩1分のエールデンタルクリニックです。
今回は、多くの患者様からご質問いただく「インプラント治療ができない病気や状態」について詳しくご説明させていただきます。
インプラント治療とは
インプラント治療は、失った歯の代わりにチタン製の人工歯根を顎の骨に埋入し、その上に人工の歯を装着する治療法です。天然歯に近い見た目と機能を取り戻すことができる画期的な治療方法として、多くの方に選ばれています。
しかし、すべての方がインプラント治療を受けられるわけではありません。特定の病気や状態によっては、治療が困難であったり、リスクが高くなったりする場合があります。
インプラント治療ができない主な病気・状態
1. 重度の糖尿病
血糖値が適切にコントロールされていない糖尿病患者さんは、インプラント治療を受けることが難しい場合があります。その理由として
– 傷の治りが遅く、感染リスクが高まる
– 骨との結合(オッセオインテグレーション)が起こりにくい
– 術後の合併症リスクが高まる
ただし、血糖値が適切にコントロールされている場合は、主治医との相談のもと、治療を検討することが可能です。
2. 骨粗しょう症
特にビスホスホネート系やデノスマブなどの骨粗しょう症治療薬を服用している方は、顎骨壊死のリスクが高まるため、慎重な判断が必要です。以下の場合は特に注意が必要です
– 注射による治療を受けている場合
– 長期間にわたって服用している場合
– 他の risk factor を併せ持っている場合
3. 重度の歯周病
活動性の高い歯周病がある場合、まずは歯周病の治療を優先する必要があります。その理由として
– 感染リスクが高い
– 既存の骨が不安定
– インプラント周囲炎のリスクが高まる
歯周病が安定してから、インプラント治療を検討することになります。
4. 顎の骨量不足
インプラントは顎の骨に埋入するため、十分な骨量が必要です。以下のような場合は治療が困難となります。
– 長期の歯の欠損により骨が吸収している
– 事故やケガによる骨の損傷がある
– 先天的に骨量が少ない
ただし、骨量不足の場合でも、骨移植やソケットリフトなどの治療を組み合わせることで、インプラント治療が可能となるケースもあります。
5. 重度の心臓病
以下のような心臓病がある場合は、手術に伴うリスクが高まるため、治療が困難となることがあります。
– 不安定狭心症
– 重度の心不全
– コントロール不良の不整脈
– 人工弁置換後間もない場合
6. 抗がん剤治療中
抗がん剤治療中や放射線治療中の方は、以下の理由により治療を延期する必要があります。
– 免疫力の低下
– 骨髄抑制
– 治癒力の低下
– 感染リスクの上昇
治療完了後、一定期間経過してから主治医との相談のもと、インプラント治療を検討することになります。
インプラント治療前の重要なチェックポイント
当院では、インプラント治療を安全に行うため、以下の項目を慎重にチェックしています。
1. 詳細な問診による全身状態の確認
2. レントゲンやCTによる骨の状態チェック
3. 血液検査による全身状態の評価
4. 必要に応じて主治医との連携
まとめ:インプラント治療の可否は個別に判断
インプラント治療ができない病気や状態について解説してきましたが、実際の治療可否は、患者様一人一人の状態を総合的に判断する必要があります。
当院では、患者様の安全を第一に考え、詳細な検査と診断を行った上で、最適な治療方針をご提案しています。
インプラント治療をご検討の方は、まずは無料カウンセリングにてご相談ください。経験豊富な専門医が、あなたに最適な治療方法をご提案させていただきます。
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