インプラントの術後に痛みはある??
2023年12月05日 []
インプラントの術後の痛みはある??
インプラントは、失った歯を人工の歯根であるインプラント体とその上に取り付ける人工の歯である上部構造で補う治療法です。インプラントは、自分の歯に近い見た目や噛み心地を得られるというメリットがありますが、その反面、外科手術を伴うため、術後の注意点を守らないと感染症や炎症、インプラントの脱落などのトラブルが起こる可能性があります。インプラント治療の成功率を高めるためには、手術直後からその後の生活まで、インプラントの術後の注意をしっかりと守ることが大切です。この記事では、インプラントの術後の注意点について、手術当日から数週間後、そしてメンテナンス期間までの各段階に分けて解説します。
インプラント術後当日の注意点
インプラントの手術当日は、最も炎症や出血のリスクが高いと言われています。手術後は、以下の6つの注意点に気を付けてください。
- 麻酔が切れるまで食事をしない:手術後は、歯茎に行った麻酔が1~3時間ほど効いています。麻酔が効いている間は、頬や舌や唇の感覚がなくなっているため、噛んでしまったり、熱いもので火傷をしたりする恐れがあります。また、食べ物が傷口に入ってしまっても気づかないかもしれません。そのため、麻酔が切れてから食事をするようにしましょう。
- うがいをしない:手術直後は、傷口から出血している可能性があります。うがいをすると、傷口のかさぶたが剥がれて再び出血する恐れがあります。そのため、うがいは避けてください。もし、出血が止まらない場合は、清潔なガーゼを傷口に当てて圧迫するか、歯科医院に連絡してください。
- 手術した部分を触らない:手術した部分は、ついつい気になってしまいますが、できるだけ舌や指で触らないようにしましょう。舌や指には雑菌が付着している可能性があり、傷口に入ると感染症の原因になります。また、触ることで傷口に刺激を与えてしまい、炎症や痛みを悪化させることもあります。
- 軟らかくてぬるめの食事を摂る:麻酔が切れてから食事をするときは、軟らかくてぬるめの食事を摂るようにしましょう。例えば、ヨーグルトやスープ、おかゆなどがおすすめです。硬いものや熱いもの、辛いものや香辛料の多いもの、アルコールなどは、傷口に刺激を与えたり、出血や痛み、腫れの原因になったりするので避けてください。また、手術した部分と反対側で噛むようにしましょう。手術した側で噛むと、インプラントに過剰な負荷がかかってしまう可能性があります。
- 入浴はシャワーで済ませる:手術後は、疲れをとるために入浴したいと思うかもしれませんが、できるだけシャワーで済ませるようにしましょう。長時間の入浴は、血圧や体温を上げてしまい、出血や腫れのリスクを高める可能性があります。また、お風呂の水には雑菌が含まれていることもあり、傷口に入ると感染症の原因になることもあります。シャワーを浴びるときは、傷口に直接水が当たらないように注意してください。また、シャワーの温度はぬるめにしてください。熱いシャワーは、血管を拡張させて出血を促すことがあります。
- 冷却パックを使う:手術後は、傷口の周りが腫れやすくなります。腫れを抑えるためには、冷却パックを使うことが効果的です。冷却パックは、手術した部分に直接当てるのではなく、頬の外側に当てるようにしましょう。冷却パックは、10分ほど当てたら5分ほど休憩するというサイクルで繰り返します。冷却パックは、手術当日から3日間ほど続けることがおすすめです。ただし、冷却パックを使いすぎると、血行が悪くなってしまうこともあるので、適度に使用するようにしましょう。
以上が、インプラントの手術当日の注意点です。手術当日は、最もトラブルが起こりやすいと言われていますので、これらの注意点をしっかりと守ってください。次の章では、手術翌日から数週間後までの注意点について解説します
インプラント術後翌日から数週間後までの注意点
インプラントの手術翌日から数週間後までは、インプラント体が骨と結合する過程であるオッセオインテグレーションが進行しています。この期間は、インプラントの安定性や持続性に大きく影響する重要な段階です。手術翌日から数週間後までの注意点は、以下の5つです。
- 歯磨きを丁寧にする:手術翌日からは、歯磨きを始めることができます。歯磨きは、口腔内の清潔を保ち、感染症や炎症を予防するために必要です。歯磨きをするときは、優しく丁寧に行うようにしましょう。特に、手術した部分は、柔らかい毛先の歯ブラシやフロスを使って、慎重に磨くようにしましょう。歯磨きの際には、軽くうがいをすることもできますが、強く吐き出したり、ガラガラしたりするのは避けてください。傷口に負担がかかってしまう可能性があります。
- 食事はバランスよく摂る:手術翌日からは、軟らかくてぬるめの食事から徐々に普通の食事に戻していくことができます。ただし、硬いものや熱いもの、辛いものや香辛料の多いもの、アルコールなどは、引き続き避けるようにしましょう。食事は、インプラントの治癒に必要な栄養素を摂取するためにも重要です。特に、カルシウムやビタミンDなどの骨の形成に関係する栄養素を意識して摂るようにしましょう。例えば、牛乳やチーズ、魚や卵、緑黄色野菜などがおすすめです。また、水分補給も忘れずに行いましょう。水分不足は、血液の循環や免疫力の低下につながります。
- 喫煙は控える:喫煙は、インプラントの治癒に悪影響を及ぼすことが知られています。喫煙は、血管を収縮させて血流を悪くし、骨とインプラントの結合を妨げます。また、喫煙は、口腔内の細菌の増殖や歯周病の進行を促進し、感染症や炎症のリスクを高めます。インプラント治療の成功率を高めるためには、喫煙はできるだけ控えることが望ましいです。もし、やめられない場合は、少なくとも手術後1ヶ月間は禁煙するようにしましょう。
- 運動は軽めにする:手術翌日からは、軽い運動をすることができます。運動は、血液の循環や免疫力の向上に役立ちます。ただし、激しい運動は、血圧や体温を上げてしまい、出血や腫れのリスクを高める可能性があります。また、インプラントに衝撃が加わるような運動は、インプラントの脱落やずれの原因になることもあります。そのため、手術後1ヶ月間は、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動にとどめるようにしましょう。激しい運動は、インプラントが骨としっかりと結合した後に再開するようにしましょう。
- 定期的に歯科医院に通う:手術翌日から数週間後までは、定期的に歯科医院に通ってインプラントの状態をチェックしてもらうことが必要です。歯科医師は、インプラントの治癒の進み具合や感染症や炎症の有無などを診断し、必要に応じて薬の処方や治療の調整を行います。また、歯科医師は、インプラントのメンテナンス方法や注意点などを指導してくれます。インプラントの治療は、一度に終わるものではありません。手術後のアフターケアがとても重要です。歯科医師の指示に従って、定期的に歯科医院に通うようにしましょう。
インプラントのメンテナンス期間の注意点
インプラント治療は、手術後数週間で終わるものではありません。長期的な成功を確保するためには、継続的なメンテナンスが不可欠です。以下は、インプラントのメンテナンス期間における重要な注意点です:
- 定期的な歯科検診: 少なくとも半年に1回は歯科医院を受診し、インプラントの状態をチェックしてもらいましょう。早期に問題を発見し、対処することで、大きなトラブルを防ぐことができます。
- 適切な口腔ケア: インプラント周囲の歯肉や歯を丁寧に清掃することが重要です。歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、適切な歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使用しましょう。
- バランスの取れた食生活: カルシウムやビタミンDを含む栄養バランスの良い食事を心がけ、骨の健康を維持しましょう。
- 悪習慣の改善: 歯ぎしりや食いしばりなどの習慣は、インプラントに過度な負担をかける可能性があります。ナイトガードの使用や、ストレス管理などの対策を検討しましょう。
- 症状の早期報告: インプラント周囲に痛み、腫れ、出血などの異常を感じた場合は、速やかに歯科医院に相談しましょう。
- 禁煙の継続: 喫煙は、インプラント周囲炎のリスクを高めます。長期的な成功のために、禁煙を継続することが重要です。
- 適度な運動: 適度な運動は、全身の健康維持に役立ち、インプラントの長期的な安定にも寄与します。ただし、インプラントに過度な負荷がかかるような激しい運動は避けましょう。
インプラントは、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって健康的な状態を維持することができます。自然な歯と同じように大切に扱い、日々のケアを怠らないようにしましょう。不安な点や疑問がある場合は、遠慮なく歯科医師に相談してください。
以上が、インプラントの手術翌日から数週間後までの注意点です。この期間は、インプラントが骨と結合する過程であるオッセオインテグレーションが進行しています。インプラントの安定性や持続性に大きく影響する重要な段階ですので、これらの注意点をしっかりと守ってください。
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