インプラントの費用について教えてください
2023年11月29日 []
インプラントの費用について
インプラントとは?歯科インプラントのメリットとデメリット
インプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。インプラントは、自分の歯と同じように噛めるだけでなく、見た目も自然で美しいというメリットがあります。また、インプラントは、入れ歯やブリッジのように隣の歯に負担をかけたり、骨がやせたりする心配がありません。
しかし、インプラントにもデメリットがあります。まず、インプラントは高額な治療であり、保険適用外となることがほとんどです。そのため、費用面での負担が大きいと感じる方も多いでしょう。また、インプラントは手術を伴う治療であり、感染や合併症のリスクがゼロではありません。
さらに、インプラントは治療期間が長く、数ヶ月から1年以上かかる場合もあります。その間、定期的に通院する必要があります。
インプラントは、メリットとデメリットをよく理解した上で、自分の希望や状況に合った治療法を選択することが大切です。
インプラント治療の流れと期間
インプラント治療の流れは、大きく分けて以下の4つのステップになります。
- 診断・計画:インプラント治療の適応や不適応を判断し、治療計画を立てます。口腔内の検査やレントゲン、CTなどの画像診断を行います。この段階では、インプラントの種類や数、位置、費用などについて相談します。
- インプラント埋入:歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋め込みます。その後、歯茎を縫合し、一定期間待ちます。この期間は、インプラントと骨が結合するオッセオインテグレーションと呼ばれる過程です。
- アバットメント装着:インプラントと人工の歯をつなぐ部分であるアバットメントを装着します。歯茎を再び切開し、インプラントの頭部にアバットメントをねじ込みます。その後、歯茎を縫合し、一定期間待ちます。この期間は、歯茎がアバットメントに適応するヒーリングと呼ばれる過程です。
- 人工歯装着:アバットメントに人工の歯を固定します。人工の歯は、自分の歯に合わせて色や形を調整します。人工の歯は、セメントで固定するセメント式と、ねじで固定するねじ止め式の2種類があります。
インプラント治療の期間は、個人差や状況によって異なりますが、一般的には3ヶ月から1年以上かかると言われています。インプラント埋入から人工歯装着までの間隔は、上顎の場合は4~6ヶ月、下顎の場合は3~4ヶ月が目安です。しかし、骨の量や質、インプラントの種類や数、合併症の有無などによって、期間は変わります。
また、インプラント埋入と人工歯装着を同時に行うオールオン4や即時荷重という方法もありますが、これは限られた条件下で適応となります。
インプラント治療の期間は長いですが、その分、長期的に安定した咬合機能と審美性を得ることができます。治療期間中は、定期的に通院し、インプラントの状態をチェックすることが重要です。
インプラントの費用は1本いくら?費用相場と内訳を解説
インプラントの費用は、インプラントの種類や数、クリニックの設備や技術、治療内容や範囲などによって大きく異なります。また、インプラントは保険適用外となることがほとんどであり、自費での治療となります。
そのため、インプラントの費用は高額になる傾向があります。
インプラントの費用の相場は、1本あたり30万円から60万円程度と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、実際の費用はクリニックによって異なります。
また、インプラントの費用は、以下のように内訳されます。
- インプラント本体:インプラントは、歯根部分であるフィクスチャーと、歯冠部分であるアバットメントと人工歯から構成されます。インプラント本体の費用は、これらの部品の種類や材質、製造メーカーなどによって変わります。一般的には、フィクスチャーは20万円から30万円、アバットメントは5万円から10万円、人工歯は15万円から25万円程度が相場です。
- 手術費:インプラントは手術を伴う治療であり、手術費はインプラントの費用に含まれます。手術費は、手術の難易度や時間、使用する器具や薬剤などによって変わります。一般的には、手術費は5万円から10万円程度が相場です。
- その他の費用:インプラント治療には、インプラント本体や手術費以外にも、以下のような費用がかかる場合があります。
- 診断費:インプラント治療の適応や不適応を判断し、治療計画を立てるために、口腔内の検査やレントゲン、CTなどの画像診断を行います。診断費は、検査や画像の種類や回数によって変わります。一般的には、診断費は1万円から5万円程度が相場です。
- 骨造成費:インプラントを埋め込むためには、十分な骨の量と質が必要です。しかし、歯を失ってから長い期間が経過している場合や、歯周病などの影響で、骨がやせてしまっている場合があります。そのような場合には、インプラント埋入前に骨造成という手術を行って、骨を増やす必要があります。骨造成費は、骨造成の方法や範囲、使用する材料などによって変わります。一般的には、骨造成費は10万円から30万円程度が相場です。
- 仮歯費:インプラント治療は、インプラント埋入から人工歯装着までに数ヶ月から1年以上かかる場合があります。その間、歯のない状態で過ごすのは、見た目や噛み合わせ、発音などに影響が出るため、避けたいと思う方も多いでしょう。そのような場合には、インプラント治療中に仮歯を使用することができます。仮歯費は、仮歯の種類や材質、製作方法などによって変わります。一般的には、仮歯費は1万円から5万円程度が相場です。
インプラントの費用は、上記のように様々な要素によって変動します。インプラント治療を受ける前には、クリニックに詳細な見積もりを依頼し、自分の負担額を確認することが大切です。
インプラントの費用を抑える方法として、医療ローンや分割払いを利用することができます。多くのクリニックでは、医療ローンや分割払いの選択肢を用意しており、自分の予算に合わせて治療費を支払うことが可能です。ただし、ローンや分割払いを利用する場合は、金利や手数料にも注意が必要です。 また、インプラント治療は、一般的に保険適用外の自由診療となりますが、一部の症例では保険適用となる場合があります。例えば、がんなどの疾患によって歯を失った場合や、事故によって歯を失った場合などです。保険適用となるかどうかは、個々の症例によって異なるため、クリニックで確認することが大切です。
インプラント治療は、自分の歯と同じような機能と審美性を取り戻すことができる優れた治療法ですが、一方で、費用面での負担が大きいことは事実です。しかし、インプラントは、長期的に見ると、入れ歯やブリッジよりも経済的であるとも言われています。 入れ歯やブリッジは、定期的に調整や交換が必要であり、その都度費用がかかります。また、入れ歯やブリッジは、周囲の歯や顎の骨に負担をかけるため、将来的に別の治療が必要になる可能性もあります。 一方、インプラントは、自分の歯と同じように機能し、周囲の歯や骨に負担をかけません。また、インプラントは、適切なメンテナンスを行えば、長期的に安定した状態を維持することができます。 したがって、インプラント治療は、初期費用は高額ですが、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。 ただし、インプラント治療は、自分の口腔内の状態や全身の健康状態、生活習慣などによって、適応や予後が異なります。また、インプラント治療は、高度な技術と経験を必要とする治療であり、クリニックや術者によって、治療の質やアフターケアのサポート体制が異なります。 そのため、インプラント治療を受ける際は、費用だけでなく、クリニックや術者の実績や評判、治療方針やアフターケアの体制なども十分に確認し、自分に合った治療を選択することが重要です。
インプラントの費用の正確なお見積もりについて
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