オールオン4で食事はいつからできる?
2024年02月09日 []
オールオン4で食事はいつからできる?
結論から言いますと、オールオン4治療で食事は手術の当日から可能となります。しばらくは柔らかいものを食べた方が良いなどの制約はあるものの基本的にはその日から食事は可能となります。
インプラントは、失った歯を人工の歯根で補う治療法です。インプラントは、天然の歯に近い噛み心地や見た目を実現できるというメリットがありますが、一方で、手術や治療期間が長く、費用も高いというデメリットもあります。そこで、最近注目されているのが、インプラントのオールオン4という治療法です。オールオン4とは、全ての歯を失った場合に、顎の骨に4本のインプラントを埋め込み、その上に12本の人工歯を固定するという方法です。オールオン4は、手術や治療期間が短く、費用も抑えられるという利点があります。また、オールオン4の特徴として、手術した当日から食事ができるということが挙げられます。しかし、オールオン4で食事ができるといっても、どのような食べ物が良いのか、どのくらいの期間で固いものが食べられるようになるのかなど、気になることも多いでしょう。この記事では、インプラントのオールオン4で食事はいつからできるかという疑問に答えるとともに、オールオン4のメリットや注意点についても解説します。
オールオン4の手術と仮歯の装着
オールオン4は、一般的なインプラントとは異なり、手術と仮歯の装着が同時に行われます。まず、顎の骨にインプラント体と呼ばれる人工歯根を4本埋め込みます。インプラント体は、チタンやジルコニアなどの生体親和性の高い素材でできており、顎の骨と結合して安定します。インプラント体の埋め込みには、局所麻酔や全身麻酔を用いて、痛みを感じないようにします。インプラント体の埋め込みにかかる時間は、約1時間程度です。インプラント体を埋め込んだ後、その上に仮歯と呼ばれる一時的な人工歯を装着します。仮歯は、金属や樹脂などの素材でできており、見た目や噛み心地は最終的な人工歯とは異なりますが、食事をする程度の強度はあります。仮歯の装着にかかる時間は、約30分程度です。仮歯の装着後、手術した当日の夜から食事ができるようになります。しかし、仮歯はあくまで一時的なものであり、インプラント体が顎の骨と完全に結合するまでの間に使用するものです。そのため、仮歯で食事をする際には、いくつかの注意点があります。
オールオン4の仮歯で食事をする際の注意点
オールオン4の仮歯で食事をする際には、以下のような注意点があります。
- 手術当日から約1ヶ月半の間は、やわらかい食べ物を選ぶようにしましょう。手術当日は、インプラント体が埋め込まれた部分がまだ治癒しておらず、強い力で噛むと傷口が広がってしまう可能性があります。そのため、できるだけ噛まなくても飲み込めるような食べ物を選ぶようにしましょう。例えば、スープやヨーグルト、プリンなどがおすすめです。また、手術当日は、食事の前後にうがいをすることで、口腔内の清潔を保つことができます。
- 約1ヶ月半後からは、少し噛むことで飲み込めるような食べ物も食べられるようになります。約1ヶ月半後になると、インプラント体が顎の骨に定着し始め、傷口も回復してきます。そのため、少し噛むことで飲み込めるような食べ物も食べられるようになります。例えば、豆腐や卵、魚などがおすすめです。ただし、まだインプラント体が完全に固定されているわけではないので、強い力で噛まないように注意しましょう。
- 約3ヶ月後からは、ほとんどの食べ物が食べられるようになります。約3ヶ月後になると、インプラント体が顎の骨と完全に結合し、安定します。そのため、ほとんどの食べ物が食べられるようになります。例えば、肉や野菜、パンなどがおすすめです。ただし、仮歯はあくまで一時的なものであり、最終的な人工歯とは異なる素材でできているので、極端に硬いものや粘着性の高いものは控えるようにしましょう。例えば、おせんべいやナッツ、キャラメルなどが該当します。これらの食べ物は、仮歯を破損したり、インプラント体に負担をかけたりする可能性があります。
オールオン4の最終的な人工歯の装着
オールオン4の仮歯で食事をする際の注意点について説明しましたが、仮歯はあくまで一時的なものであり、最終的な人工歯とは異なります。最終的な人工歯とは、インプラント体に固定するための金属製の部品と、その上に被せるセラミック製の部品からなるものです。最終的な人工歯は、見た目や噛み心地が天然の歯に近く、耐久性や清掃性も高いというメリットがあります。最終的な人工歯の装着は、インプラント体が顎の骨と完全に結合した後に行われます。通常は、インプラント体の埋め込みから約3ヶ月後に最終的な人工歯の装着が可能になります。最終的な人工歯の装着には、以下のような手順があります。
- 最終的な人工歯のデザインを決める。最終的な人工歯のデザインは、歯の形や色、大きさなどをあなたの好みや顔のバランスに合わせて決めることができます。歯科医師は、あなたの口腔内の状態やインプラント体の位置を3Dスキャンして、最適なデザインを提案してくれます。あなたは、歯科医師と相談しながら、最終的な人工歯のデザインを決めることができます。
- 最終的な人工歯を製作する。最終的な人工歯のデザインが決まったら、それに基づいて最終的な人工歯を製作します。最終的な人工歯は、専門の技工士が手作業で作る場合と、コンピューターで制御された機械で作る場合があります。どちらの場合も、最終的な人工歯は、高品質なセラミック素材で作られます。最終的な人工歯の製作には、約2週間程度かかります。
- 最終的な人工歯を装着する。最終的な人工歯が製作されたら、それをインプラント体に固定します。最終的な人工歯を装着するには、インプラント体にネジで止める方法と、セメントで接着する方法があります。どちらの方法も、最終的な人工歯がインプラント体にしっかりと固定されるようにします。最終的な人工歯の装着には、約1時間程度かかります。最終的な人工歯の装着後は、歯科医師が噛み合わせや見た目を確認して、必要に応じて調整します。
オールオン4の最終的な人工歯で食事をする際の注意点
オールオン4の最終的な人工歯で食事をする際には、以下のような注意点があります。
- 最終的な人工歯の装着後は、約1週間程度は、やわらかい食べ物を選ぶようにしましょう。最終的な人工歯の装着後は、インプラント体と最終的な人工歯の間に微細な隙間ができることがあります。その隙間に食べ物が入り込んだり、細菌が繁殖したりすると、インプラント体に炎症が起こる可能性があります。そのため、最終的な人工歯の装着後は、約1週間程度は、やわらかい食べ物を選ぶようにしましょう。例えば、スープやヨーグルト、プリンなどがおすすめです。また、食事の前後には、歯ブラシやフロス、うがいなどで口腔内の清潔を保つことが大切です。
- 最終的な人工歯の装着後は、定期的に歯科医師の診察を受けるようにしましょう。最終的な人工歯の装着後は、インプラント体や最終的な人工歯の状態を定期的にチェックすることが必要です。インプラント体や最終的な人工歯に異常があると、インプラントの寿命が短くなったり、インプラントの失敗につながったりする可能性があります。そのため、最終的な人工歯の装着後は、定期的に歯科医師の診察を受けるようにしましょう。通常は、最終的な人工歯の装着後から半年に1回程度のペースで診察を受けることが推奨されます。診察では、インプラント体や最終的な人工歯の緩みや破損、噛み合わせや見た目の変化などを確認し、必要に応じて修理や調整を行います。
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