インプラントとはどんな治療ですか?
2023年12月02日 []
インプラントとは
インプラントのメリットとデメリット
インプラントのメリットは、以下のように挙げられます。
- 自然な見た目:インプラントは、自分の歯と同じように見えます。入れ歯やブリッジと違って、金属の部分が見えることはありません。また、インプラントは、周囲の歯に影響を与えずに、歯並びや顔の形を保つことができます。
- 噛み心地:インプラントは、自分の歯と同じように噛むことができます。入れ歯やブリッジと違って、インプラントは、骨に固定されているので、ずれたり外れたりすることはありません。また、インプラントは、咀嚼力を高めることができます。咀嚼力が高まると、食べ物の味や栄養の吸収が良くなります。
- 審美性:インプラントは、自分の歯と同じ色や形を選ぶことができます。入れ歯やブリッジと違って、インプラントは、人工歯の表面にセラミックやポーセレンなどの素材を使うことができます。これらの素材は、自然な光沢や質感を持ち、歯の色が変わったり汚れたりしにくいです。
- 機能性:インプラントは、自分の歯と同じように機能します。入れ歯やブリッジと違って、インプラントは、歯茎や骨に刺激を与えることができます。これにより、歯茎や骨の萎縮や吸収を防ぐことができます。また、インプラントは、発音や会話にも影響しません。
インプラントのデメリットは、以下のように挙げられます。
- 費用:インプラントは、入れ歯やブリッジと比べて、費用が高くなります。インプラントは、一本あたり約30万円から50万円程度かかります。また、インプラントは、保険が適用されません。保険が適用される場合は、一本あたり約10万円から15万円程度になります。しかし、保険適用のインプラントは、素材や品質が劣る場合があります。
- 期間:インプラントは、入れ歯やブリッジと比べて、期間が長くなります。インプラントは、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度かかります。しかし、骨の状態や治療の難易度によっては、1年以上かかる場合もあります。また、インプラントは、手術を必要とするため、術後の経過や定期的なメンテナンスも必要になります。
- リスク:インプラントは、入れ歯やブリッジと比べて、リスクが高くなります。インプラントは、手術を行うため、感染や出血、神経損傷などの合併症が起こる可能性があります。また、インプラントは、体内に異物を入れるため、アレルギーや拒絶反応が起こる可能性があります。さらに、インプラントは、周囲の歯や歯茎に負担をかけることがあります。
インプラント治療の流れと期間
インプラント治療の流れと期間は、以下のようになります。
- カウンセリング:インプラント治療の最初のステップは、カウンセリングです。カウンセリングでは、インプラント治療の目的や方法、メリットとデメリット、費用と保険などについて説明を受けます。また、インプラント治療の適応や禁忌、リスクや予後などについても確認します。カウンセリングでは、インプラント治療に対する意思や不安などを医師に伝えることが大切です。カウンセリングは、約30分から1時間程度かかります。
- 検査:インプラント治療の次のステップは、検査です。検査では、インプラント治療に必要なデータを収集します。検査には、レントゲンやCTなどの画像診断や、歯周病や虫歯などの口腔内検査、血液検査やアレルギー検査などが含まれます。検査は、約1時間から2時間程度かかります。
- 手術:インプラント治療の主なステップは、手術です。手術では、インプラントを埋め込むために、歯茎を切開し、骨に穴を開けます。その後、インプラントを骨にねじ込み、歯茎を縫合します。手術は、局所麻酔や静脈内鎮静などの麻酔法によって異なりますが、一本あたり約1時間から2時間程度かかります。手術後は、痛みや腫れ、出血などの症状が出る可能性がありますが、適切な処置や薬物療法によって軽減できます。
- オッセオインテグレーション:インプラント治療の重要なステップは、オッセオインテグレーションです。オッセオインテグレーションとは、インプラントと骨が結合する過程のことです。オッセオインテグレーションには、約3ヶ月から6ヶ月程度かかります。この期間中は、インプラントに負荷をかけないように注意する必要があります。また、定期的に医師の診察を受ける必要があります。
- アバットメントと人工歯の装着:インプラント治療の最終的なステップは、アバットメントと人工歯の装着です。アバットメントとは、インプラントと人工歯をつなぐ部分のことです。アバットメントと人工歯の装着では、歯茎を再び切開し、インプラントにアバットメントを取り付けます。その後、アバットメントに人工歯を固定します。人工歯は、自分の歯に合わせた色や形を選ぶことができます。アバットメントと人工歯の装着は、約1時間から2時間程度かかります。
インプラント治療の費用と保険
- 費用:インプラント治療の費用は、インプラントの種類や素材、人工歯の数や品質、医院や医師の技術や経験などによって異なりますが、一本あたり約30万円から60万円程度かかります。インプラント治療には、カウンセリングや検査、手術やオッセオインテグレーション、アバットメントと人工歯の装着などの費用が含まれます。また、インプラント治療には、術後のメンテナンスや修理などの費用もかかる可能性があります。
- 保険:インプラント治療は、一般的に保険が適用されません。どこの歯科医院でも基本的には自費診療になると考えましょう。
インプラント治療の注意点
インプラント治療の注意点以下のようになります。
- 注意点:インプラント治療には、以下のような注意点があります。
- インプラント治療は、手術を行うため、感染や出血、神経損傷などの合併症が起こる可能性があります。そのため、インプラント治療を受ける前には、医師による十分な説明や同意が必要です。
- インプラント治療は、体内に異物を入れるため、アレルギーや拒絶反応が起こる可能性があります。そのため、インプラント治療を受ける前には、アレルギー検査や血液検査などが必要です。
- インプラント治療は、周囲の歯や歯茎に負担をかけることがあります。そのため、インプラント治療を受ける前には、歯周病や虫歯などの口腔内の状態を改善する必要があります。
- インプラント治療は、オッセオインテグレーションに時間がかかるため、インプラントを埋め込んだ後は、負荷をかけないように注意する必要があります。また、インプラントを埋め込んだ後は、定期的に医師の診察を受ける必要があります。
インプラント治療の成功率とリスク
インプラント治療の成功率とリスクは、以下のようになります。
- 成功率:インプラント治療の成功率は、インプラントの種類や素材、医院や医師の技術や経験、患者の口腔内の状態や全身の健康状態などによって異なりますが、一般的には90%以上と言われています。インプラント治療の成功とは、インプラントが骨と結合し、安定して機能することを指します。インプラント治療の成功には、インプラントの適切な選択や埋め込み、オッセオインテグレーションの確認、アバットメントと人工歯の調整、術後のメンテナンスなどが重要です。
- リスク:インプラント治療のリスクは、インプラントの種類や素材、医院や医師の技術や経験、患者の口腔内の状態や全身の健康状態などによって異なりますが、一般的には10%以下と言われています。インプラント治療のリスクとは、インプラントが骨と結合しない、インプラントが破損する、インプラントが感染する、インプラントが拒絶される、インプラントが周囲の歯や歯茎に影響するなどのことを指します。インプラント治療のリスクには、手術時の合併症や術後の合併症があります。手術時の合併症には、感染や出血、神経損傷などがあります。術後の合併症には、インプラントの緩みや脱落、インプラント周囲炎や骨吸収などがあります。インプラント治療のリスクを減らすには、インプラントの適切な選択や埋め込み、オッセオインテグレーションの確認、アバットメントと人工歯の調整、術後のメンテナンスなどが重要です。
インプラント治療の適応と禁忌
インプラント治療の適応と禁忌は、以下のようになります。
- 適応:インプラント治療の適応は、以下のような場合になります。
- 歯を一本から複数まで失った場合
- 歯を全て失った場合
- 入れ歯やブリッジに不満がある場合
- 自然な見た目や噛み心地、審美性や機能性を求める場合
- 禁忌:インプラント治療の禁忌は、以下のような場合になります。
- 骨の量や質が不十分な場合
- 歯周病や虫歯などの口腔内の炎症がある場合
- 糖尿病や心臓病などの全身の疾患がある場合
- 妊娠中や授乳中の場合
- アレルギー体質や免疫不全の場合
- 血液凝固異常や出血傾向がある場合
- 抗がん剤やステロイドなどの薬物を服用している場合
- 喫煙や飲酒などの生活習慣が悪い場合
インプラント治療のよくある質問と回答
インプラント治療のよくある質問と回答は、以下のようになります。
- Q:インプラント治療は痛いですか?
- A:インプラント治療は、手術を行うため、痛みを感じる可能性があります。しかし、インプラント治療では、局所麻酔や静脈内鎮静などの麻酔法を用いるため、手術中は痛みを感じません。手術後は、痛みや腫れ、出血などの症状が出る可能性がありますが、適切な処置や薬物療法によって軽減できます。インプラント治療の痛みは、個人差がありますが、一般的には歯を抜く程度の痛みと言われています。
- Q:インプラント治療はどのくらい持ちますか?
- A:インプラント治療は、インプラントの種類や素材、人工歯の数や品質、医院や医師の技術や経験、患者の口腔内の状態や全身の健康状態、術後のメンテナンスなどによって異なりますが、一般的には10年以上と言われています。インプラント治療の持ちを良くするには、インプラントの適切な選択や埋め込み、オッセオインテグレーションの確認、アバットメントと人工歯の調整、術後のメンテナンスなどが重要です。また、インプラント治療の後は、定期的に医師の診察を受ける必要があります。
- Q:インプラント治療はどこで受けられますか?
- A:インプラント治療は、一般的には歯科医院で受けられます。しかし、インプラント治療は、高度な技術や経験を要する治療法であるため、インプラント治療に慣れた経験値の高い歯科医師を選ぶことが大切です。
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