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インプラント•オールオン4専門コラム

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オールオン4は喫煙しててもできますか?

2024年03月30日 []

オールオン4は喫煙しててもできますか?

はい、喫煙者の方でもオールオン4インプラント治療は可能です。ただし、喫煙はインプラント治療の成功率に影響を及ぼす可能性があるため、いくつかの注意点があります。以下、オールオン4と喫煙の関係について詳しく解説していきます。

1. 喫煙とインプラント治療の関係

喫煙は、インプラント治療の成功率を下げる要因の一つとして知られています。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯肉や歯槽骨への血流を減少させます。これにより、インプラント周囲の組織の治癒が遅れ、感染のリスクが高まります。また、喫煙者は非喫煙者に比べ、インプラント周囲炎や骨吸収のリスクが高いことが報告されています。

2. オールオン4とは

オールオン4は、上あるいは下の歯が全くない、または残っている歯が少ない場合に、4本のインプラントを支えとして固定式の総入れ歯を装着する治療法です。従来のインプラント治療に比べ、少ない本数で済むため、手術の侵襲が小さく、治療期間も短いという利点があります。

3. 喫煙者におけるオールオン4の留意点

喫煙者の方がオールオン4を検討する場合、以下の点に留意が必要です。

・禁煙の重要性:インプラント手術前から完全に禁煙することが望ましいです。少なくとも手術の2週間前から禁煙し、手術後も3週間程度は禁煙を続けることが推奨されます。これにより、インプラントの生着や治癒の過程がスムーズに進み、合併症のリスクを減らすことができます。

・口腔衛生管理の徹底:喫煙者は非喫煙者に比べ、歯周病のリスクが高いため、手術前後の口腔衛生管理が特に重要です。歯科医師や歯科衛生士の指導の下、適切な歯磨きやデンタルフロスの使用、定期的なクリーニングを行いましょう。

・定期的なメンテナンス:インプラント治療後は、定期的な経過観察とメンテナンスが欠かせません。喫煙者の方は、非喫煙者よりもメンテナンス間隔を短くすることが望ましいです。3〜4ヶ月に1度の定期検診を受け、インプラント周囲の清掃や状態の確認を行いましょう。

4. 喫煙によるオールオン4の長期予後への影響

喫煙は、オールオン4の長期的な予後にも影響を及ぼす可能性があります。喫煙者では、インプラント周囲の骨吸収や歯肉退縮が進行しやすく、上部構造の適合不良や破損、審美性の低下などの問題が生じやすいです。喫煙本数が多いほど、これらのリスクは高まります。

5. 禁煙のすすめ

オールオン4の治療成績を向上させ、長期的な予後を良好に保つためには、禁煙が強く推奨されます。禁煙は、全身の健康にもメリットが大きいです。たばこをやめることで、心血管疾患やがんのリスクを減らし、口臭や歯の着色、味覚の低下なども改善できます。禁煙が難しい場合は、歯科医師や医師に相談し、禁煙外来やニコチン代替療法などの支援を受けることをお勧めします。

6. まとめ

オールオン4は、喫煙者の方でも可能な治療法ですが、喫煙はインプラントの成功率や長期予後に悪影響を及ぼす可能性があります。治療を成功させるためには、できるだけ早い段階での禁煙と、口腔衛生管理の徹底、定期的なメンテナンスが重要です。喫煙の有無やリスクについては、治療前に歯科医師とよく相談し、適切な対策を講じることが大切です。オールオン4によって、喫煙者の方も美しい口元と良好な咀嚼機能を取り戻すことができます。


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