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インプラント•オールオン4専門コラム

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オールオン4のトラブルはどのようなものがありますか??

2024年03月30日 []

オールオン4のトラブルはどのようなものがありますか??

オールオン4は、インプラント治療の一種であり、4本のインプラントで総入れ歯を固定する方法です。従来の総入れ歯と比較して、安定性や咀嚼機能の向上が期待できますが、一方でいくつかのトラブルが発生する可能性があります。本記事では、オールオン4のトラブルについて、術前、術中、術後に分けて詳しく解説します。

1. 術前のトラブル

1-1. 適応症の見極め

オールオン4は、残存骨が少ない症例でも適用可能な治療法ですが、症例によっては適応が限られます。重度の歯周病や骨粗鬆症がある場合、インプラントの埋入が困難となる可能性があります。また、喫煙者や糖尿病患者は、インプラントの生着率が低下する傾向があります。適応症の見極めを誤ると、術後のトラブルにつながる恐れがあります。

1-2. 治療計画の立案

オールオン4では、インプラントの本数が限られているため、適切な位置に埋入する必要があります。治療計画の立案が不十分であると、咬合圧の分散が不均等になり、インプラントに過剰な負荷がかかってしまいます。その結果、インプラントの脱落や上部構造の破損につながる可能性があります。

2. 術中のトラブル

2-1. 神経損傷

オールオン4では、下顎骨の臼歯部にインプラントを埋入するため、下歯槽神経の損傷リスクがあります。神経損傷が起こると、下唇やオトガイ部のしびれや感覚鈍麻が生じ、QOLの低下につながります。神経損傷を避けるためには、CT等による詳細な解剖学的評価と、慎重な手術手技が求められます。

2-2. 埋入時の熱発生

インプラント埋入時には、ドリリングによる骨の熱発生に注意が必要です。過剰な熱が発生すると、骨の壊死を招き、インプラントの生着不全につながります。熱発生を抑えるためには、注水下でのドリリングや間欠的なドリリングが推奨されています。

3. 術後のトラブル

3-1. 発音障害

オールオン4では、上部構造が口蓋部を覆わないため、発音障害が生じる可能性があります。特に、「サ行」や「タ行」の子音の発音が困難になることがあります。発音障害は、上部構造の設計や装着位置の調整である程度改善できますが、完全に解消するのは難しい場合もあります。

3-2. インプラントの脱落

オールオン4では、インプラントの本数が限られているため、1本のインプラントに大きな咬合圧がかかります。過剰な咬合圧が継続的に加わると、インプラントの脱落につながる恐れがあります。脱落を防ぐためには、適切な咬合調整とメインテナンスが欠かせません。

3-3. 上部構造の破損

オールオン4の上部構造は、非常に大きな咬合圧を受けるため、破損のリスクがあります。特に、食事の際の硬い食品の咀嚼や、ブラキシズム(歯ぎしり)がある場合は、破損の可能性が高くなります。上部構造の破損を防ぐためには、適切な材料選択と咬合調整が重要です。

3-4. 見た目の不良

オールオン4では、人工歯の配列に制限があるため、天然歯に近い見た目を再現するのが難しい場合があります。特に、歯肉の厚みが十分でない症例では、歯間乳頭の再現が困難となり、不自然な見た目になることがあります。見た目の改善には、歯肉移植等の追加処置が必要となる場合もあります。

オールオン4のトラブルまとめ

以上のように、オールオン4にはいくつかのトラブルが発生する可能性があります。しかし、適切な症例選択と治療計画、熟練した術者による手術、そして適切なメインテナンスを行うことで、これらのトラブルを最小限に抑えることができます。オールオン4は、多くの症例で高い成功率が報告されており、欠損歯列の回復に有効な治療法の一つと言えます。

ただし、オールオン4は、通常のインプラント治療と比べて、技術的な難易度が高く、トラブルが発生した際の修復も困難となる場合があります。したがって、オールオン4を検討する際は、治療のメリットとデメリットを十分に理解し、専門性の高い歯科医師との相談の上で、慎重に決定する必要があります。

また、オールオン4を行った後も、定期的なメインテナンスを継続し、トラブルの早期発見・早期対応に努めることが重要です。具体的には、定期的な口腔内のチェック、歯周病予防のための専門的な清掃、上部構造のチェックと調整などが必要となります。

オールオン4は、従来の総入れ歯と比べて、大幅な機能回復が期待できる治療法ですが、一方でトラブルのリスクも伴います。治療の成否は、適切な症例選択、綿密な治療計画、熟練した術者による手術、そして適切なメインテナンスにかかっていると言えるでしょう。オールオン4を検討する際は、これらの点を十分に理解し、専門家との相談の上で、慎重に決定することが肝要です。


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