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オールオン4で受け口も改善??

2024年03月31日 []

オールオン4で受け口も改善??受け口の度合いによっては可能です

受け口は、日本人の約1割が抱える悩みの一つです。見た目の問題だけでなく、噛み合わせの異常により顎関節症や頭痛などの症状を引き起こすこともあります。そんな受け口の改善に、オールオン4が効果的だと注目されています。オールオン4とは、implant治療の一種で、4本のimplantで総入れ歯を固定する方法です。この記事では、オールオン4による受け口改善の可能性について詳しく解説します。

1. 受け口とは

受け口とは、上顎の歯並びに対して下顎の歯並びが前方に位置している状態を指します。遺伝的要因や、幼少期の癖、歯の喪失などが原因で起こります。受け口は見た目の問題だけでなく、噛み合わせの異常から顎関節症、頭痛、肩こりなどの症状を引き起こすこともあります。

2. オールオン4とは

オールオン4とは、implant治療の一種で、4本のimplantで総入れ歯を固定する方法です。implantとは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法です。オールオン4では、上顎または下顎の左右に2本ずつ、計4本のimplantを埋入し、その上に総入れ歯を装着します。implantが顎骨と結合することで、強固な固定力が得られ、総入れ歯の安定性が高まります。

3. オールオン4による受け口改善の可能性

オールオン4は、implantによって顎の骨に直接固定されるため、顎の位置を矯正する効果が期待できます。特に、上顎のオールオン4治療では、implantの位置を調整することで、上顎の位置を後方に移動させることが可能です。これにより、下顎との位置関係が改善され、受け口が改善する可能性があります。

ただし、受け口の度合いによっては、オールオン4だけでは十分な改善が見込めない場合もあります。重度の受け口の場合は、矯正治療との併用が必要になることもあります。また、顎の骨の状態によっては、implantを埋入できない場合もあるため、事前の診断が重要です。

3-1. オールオン4と従来の治療法の比較 オールオン4は、従来の受け口治療法と比較して、いくつかの利点があります。

・従来の矯正治療: 矯正治療は、ワイヤーやブラケットを使用して歯を徐々に移動させる方法です。効果的ですが、治療期間が長く(通常2〜3年)、外見的な影響が大きいのが欠点です。また、成人の場合、骨の硬さから効果が限定的な場合があります。

・顎矯正手術: 重度の受け口の場合、顎矯正手術が選択肢となります。これは顎の骨を切断して位置を調整する大がかりな手術です。効果は高いですが、手術のリスクや長い回復期間が必要となります。

・オールオン4: これらの従来法と比較して、オールオン4は比較的短期間で治療が完了し、外見への影響も少ないのが特徴です。また、歯の喪失がある場合でも適用可能で、咀嚼機能の回復も同時に行えます。

3-2. オールオン4の適応症例 オールオン4による受け口改善が特に効果的な症例には以下のようなものがあります:

・高齢者の受け口:年齢とともに歯の喪失が進み、受け口が悪化した場合 ・部分的な歯の喪失による受け口:奥歯の喪失により、前歯部分が前に出てしまった場合 ・軽度から中度の受け口:顎の位置のずれが比較的小さい場合

一方で、重度の骨格性の受け口や、顎関節に問題がある場合は、オールオン4単独での治療が難しい場合があります。このような場合は、矯正治療や顎矯正手術との併用を検討する必要があります。

3-3. オールオン4治療のプロセス オールオン4による受け口改善の一般的な治療プロセスは以下の通りです:

  1. 初診・診断:CTスキャンなどを用いて、顎の骨の状態や受け口の程度を詳細に診断します。
  2. 治療計画:患者の状態に合わせて、最適なimplantの位置や角度を決定します。
  3. implant埋入手術:局所麻酔下で4本のimplantを埋入します。通常、1日で終了します。
  4. 仮歯の装着:手術直後に仮の総入れ歯を装着します。この段階で、ある程度の受け口改善効果が現れます。
  5. 治癒期間:implantと骨が結合するのを待ちます(通常3〜6ヶ月)。
  6. 最終補綴物の装着:永久的な総入れ歯を装着します。細かな調整を行い、最適な噛み合わせと外見を実現します。
  7. フォローアップ:定期的な検診とメンテナンスを行います。

この治療プロセスを通じて、受け口の改善だけでなく、咀嚼機能や発音、さらには顔の輪郭の改善も期待できます。

4. オールオン4による受け口改善の利点

オールオン4による受け口改善には、いくつかの利点があります。

・短期間で治療が完了する

従来の矯正治療では、数年にわたる長期の治療期間が必要でしたが、オールオン4では、短期間で治療が完了します。implantの埋入から総入れ歯の装着まで、およそ3〜6ヶ月程度で完了します。

・痛みや不快感が少ない

オールオン4では、implantが顎の骨に直接固定されるため、総入れ歯の安定性が高く、痛みや不快感が少ないのが特徴です。従来の総入れ歯と比べて、かみ合わせも改善されるため、食事の際の痛みや違和感も軽減されます。

・自然な見た目が得られる

オールオン4で作成する総入れ歯は、天然の歯に近い見た目が再現できます。歯茎の色や形状も自然に仕上げられるため、他人から見てもimplantだと分かりにくいのが特徴です。

5. オールオン4による受け口改善の注意点

オールオン4による受け口改善には、いくつかの注意点もあります。

・費用が高額になる

オールオン4は保険適用外の自由診療であるため、費用が高額になります。1顎あたり200万円〜300万円程度が相場です。

・implantが定着するまでの期間が必要

オールオン4では、implantを埋入してから総入れ歯を装着するまでに、3〜6ヶ月程度の期間が必要です。この間は、仮歯を装着して過ごすことになります。

・定期的なメンテナンスが必要

オールオン4では、implantと総入れ歯を長期的に使用するため、定期的なメンテナンスが必要です。歯科医院での定期検診や、自宅でのセルフケアを怠ると、implantの周囲に炎症が起こるなどのトラブルが生じる可能性があります。

オールオン4と受け口まとめ

オールオン4は、受け口の改善に効果が期待できる治療法ですが、受け口の度合いによっては、十分な改善が見込めない場合もあります。また、費用が高額になることや、定期的なメンテナンスが必要なことなど、注意点もあります。受け口でお悩みの方は、まず歯科医院で相談し、自分に合った治療法を選択することが大切です。

以上、オールオン4による受け口改善の可能性について解説しました。受け口の度合いによっては、オールオン4で改善が期待できますが、重度の場合は矯正治療との併用が必要になることもあります。費用や治療期間など、注意点も踏まえた上で、歯科医院で相談してみましょう。


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